劇団いちびり一家「アオイツキ」(2019.03.16-17)

いちびり一家「アオイツキ」高知公演、無事終了しました。
はじめての旅公演に高知を選んでもらったいちびりの皆さんをお迎えするため、プロモーション・券売・舞台まわり・打ち上げ段取りとw、全力を尽くした数週間でした。
 
はじめての旅公演ということは、高知でいちびり一家を知っている方も非常に限られている訳で、そんな中でご来場いただいた87名のお客さま、本当にありがとうございました。

そして旅公演を実現するために、アツキイズムさんの生演奏を削り、客演の出演者もグッと抑えた構成になったことは、さっかんのクリエイション面でのストレスもあったことだと思います。それでも、いちびりらしい素晴らしい作品を届けていただいたこと、本当にありがとうございました。
 
そして動員面もそうですし、舞台仕込みやオペレート、おもて周りの作業もそう、打ち上げのもてなしもそう!自分一人ではとてもできないことを快く協力いただいた、高知の演劇の仲間達、本当にありがとうございました。
 
愛すべき劇団と、愛すべき仲間に囲まれた、幸せな3日間だったなー。
あー、生きてて良かった!
 
 
1曲目の「それならば」という歌。心を突き動かされる得体の知れない感情に、オペをしながら涙が出そうになりました。
これは、一昨年に観た「スカート」という作品と同じ体験で、この瞬間に高知公演の成功を確信した次第です。
 
つじつまがあるのかどうなのかも分からない、あの日とこの日の境や、あの世とこの世の境の中で輝く登場人物たち。お客さまによっては「?」が浮かぶ人もいるかも知れませんが、それでも、舞台から発せられる「生」のエネルギーは確実に届いたに違いないって思えました。
 
物語後半の「いつか来ると知っていて、その日だとは思わなかったあの日を境に、わたしはずっとあの日を生きています。わたしは、わたしのいまを生きているのです」という老婆の独白が、自分の人生の中で何度かあった、いつかのサヨナラを呼び起こします。
人は、全ての人の記憶からなくなった瞬間がその人の「死」の瞬間だと思ってます。
だからこそ、遠くにいってしまった友達のことをずっと覚えていたいし、自分自身、いろんな人たちと語らい、いっしょにいろんなことをやっていきたいな、毎日を誠実に生きなきゃな、なんてことを思った次第です。
 
いちびりの皆さん、素晴らしい作品をありがとうございました!
このご縁をさらに繋げて、拡げていけるよう、今後ともよろしくお願いします!!

大阪で長らく活動を続ける実力派劇団「いちびり一家」が、はじめての旅公演を高知で開催します。
劇団代表の阪上洋光が紡ぐ、現実と幻想が入り交じる世界を、ぜひお楽しみください!

作・演出
阪上洋光

出演
石本由宇
阪上洋光
三穂眞理子
吉井希(以上劇団いちびり一家)
今井亜紀 (ははは劇場)

演奏
アツキイズム(高知公演は録音物の再生となります)


日時
2019年3月16日(土) 18:30開場 19:00開演
2019年3月17日(日) 13:30開場 14:00開演

会場
蛸蔵

料金
一般前売り 2,500円(当日3,000円)
学生 1,500円

お問い合わせ
吉田(090−6488−8401)