さえずりな夜☆生演奏会 at 蛸蔵(2020.07.13)

昨夜は蛸蔵で、さえずりな夜★生演奏会でございました。
先日のシアターTACOGURAの配信公演で現場の高揚感を久しぶりに感じて、つくづく「舞台芸術はえいなぁ」と思ったのですが、今回はさらに「生の舞台芸術はやっぱり最高やなぁ」と、いろいろを噛みしめる演奏会となりました。

本公演を開催するにあたり、座席の間隔を空け、お客様とスタッフ全員の体温を測定し、アルコール消毒、マスクの徹底、開演直前と休憩中は大きな木戸を開けての換気、万が一の際の個人情報の収集と、現在舞台公演を開催する上でのガイドラインを遵守した運営を行いました。

これまでにない状況の中、この指針が本当に正しいのか証明されるのは、おそらくもう少し先のことになると思います。
運営側もそうですし、お客様からしても堅苦しい、息苦しい、感染症対策そのものではなく、うしろにある社会のいろいろを考えてしまう人も多いんじゃないかって思います(僕自身がそうです)。
それでも、しっかりと今示されているこの指針に沿い、堂々と胸を張って公演を開催せんとなー。すべてやるべきことをやって、そのうえで問題があったときは、その過程も公表して、行政に判断を仰ぐと。堂々と。
そんな気分でおりました。

これまで当たり前に行っていた公演を開催するだけでも、しっかり覚悟を固めてやらなきゃいけない。大変だ。でも、でも、それ以上の大きな感動を山村さんとやーそさんの演奏から、そしてお客様の盛り上がりからいただきました。

山村さん、やーそさんの演奏の熱も、お客様の集中と盛り上がりも、自分の受け取り方もそうかも知れない、この数ヶ月の空白期間があったからこそ、なにか研ぎ澄まされていたのかもしれません。
言葉での形容が難しいくらいの感動でした。
やってよかった…!

こんな状況の中でも演奏会を存分に楽しんでもらったお客様、数カ月ぶりの集合となっても見事なチームワークで大活躍した国際的な音楽交流を中心に高知を楽しくするプロジェクトのメンバー、そしてふらりと遊びに来て音響をサポートいただいた久川さん、本当にありがとうございました!

そして山村さん、やーそさん。
演奏活動で生計を立てる人間にとって、まさに死活問題に直面している状況の中、それでも飄々と、ユーモアを絶やさずサバイブするおふたりの生き様すら伺えるような演奏に、すごい元気をもらいました。

そうなんよ。「舞台芸術は生きるチカラ」なんよ。
頭で理解していたこの言葉を、全身で感じた夜となりました。
あー、おもしろかった!!

と、久しぶりの仕込み&オペ&バラシで大汗をかいた上での最高の打ち上げで最高の生ビールをグビグビグビと浴び続け、本日立派な二日酔い…。
もうおさけのまない…。


大変厳しい状況の中でも日常にライブ音楽を取り戻そうと、国際的な音楽交流を中心に高知を楽しくするプロジェクトがお届けする、さえずりな夜・限定プレミアムライブ!
座席間隔を広く取り、ゆったりと落ち着いた雰囲気で、極上の音楽をお楽しみください。
事前予約制の限定20名のご案内ですので、お申し込みはお早めに!


出演:さえずりな夜
山村誠一(スティールパン/パーカッション)
山田やーそ裕(7弦ギター)

日時:2020年7月13日(月)18:30開場 19:00開演
会場:蛸蔵(高知市南金田28)
料金:3,000円(限定20席、事前ご予約のみ) ※予定枚数に達しました
主催・お申し込み先:国際的な音楽交流を中心に高知を楽しくするプロジェクト 090−6488−8401(担当:吉田)


■プロフィール
山村誠一(steel pan/percussion)
’80年代からパーカッショニストとしてラテン、ジャズ、ワールドミュージックとBEATを渡り歩きキャリアをスタート。’90年代に入りスティールパンを手にし現在のスタイルとなり、独奏からパンオーケストラと複数の楽団を主宰。過去12枚のCDをリリース。ギターの押尾コータローとのDUOアルバムからは、大阪MBSラジオ「こんちわコンちゃん」テーマ曲、NHK・TV「趣味悠々」の背景曲などで使用、有線放送のパンチャンネルには400曲ライブラリーされている。又、有山じゅんじ、中村善郎、二階堂和美、等CD制作や公演にも参加。 2015年第一回スティールパン世界大会に日本代表メンバーとして参加し9位入賞。劇団四季「ライオンキング」大阪公演に楽師として出演。コンサート活動の傍ら各地でワークショップの開催や、RKC高知放送のTV番組にレギュラー出演等、演奏のみならず幅広く活躍している。

山田やーそ裕(7弦ギター)
低音に1弦多いブラジルの7弦ギターを駆使して、あらゆるブラジル音楽に精通し、国内外の名プレイヤーとの共演も多数。コードとベースラインとメロディの狭間を自由に行き来し巧みに操る。 2003年と2007年にブラジルに渡り、ライブやレコーディング等でブラジル人達と音を交え、2012年にはスペインに渡り、自身が参加するバンド「7sonora」で初のフルアルバムを現地で活動するキューバ人達とコラボ制作するなど、活動は多岐にわたる。


※ご来場の皆様へ

本公演は感染症拡大防止のため、座席数を限定し、事前の消毒や開演前に換気を行って開催します。
また、ご来場の皆様にはお手数をおかけしますが、次のことにご留意いただきますようお願いします。

・咳エチケットの励行のために、マスクの着用をお願いします。
・会場出入り口での手指消毒の徹底と、こまめな手洗いにご協力ください。
・ご体調がすぐれない方、発熱・咳・鼻水等の症状がある場合はご来場をお控えいただくようお願いします。
・新型コロナウイルス感染症患者等の発生状況により、開催を延期する可能性がございます。あらかじめご了承ください。