昨日はシアターホリックさんの「希望の星」を観劇してきました。
例によって感想文…をあげるのが少し遅くなったのは、観劇後のひろめぐてぐてデートの影響が…。よしえ先輩、ありがとうございましたっす!

まず会場のメフィストさん。2階のミニシアターには、はじめて足を運びましたが、素敵な空間でした。10数年かけて大西さんが取り組んだ「コミュニティシネマ」のひとつの形ですよね。おまちにあるミニシアター、すごく良いと思います。どうかここでいろんな映画が上映されたり、演劇や音楽の発表の場として機能していって欲しいです。ひろめも近いし、おじさんホイホイですな。うひひ。

さてここで上演された「希望の星」。
いろんな方向からの感想が溢れるのですが、劇作家・松島さんの、新たな一面が生まれたのかな。そこに役者の化学反応が見事にあらわれ、結果素晴らしい舞台となりました。

まずテーマ。女性の貧困問題という重い社会問題をベースに、そこで生き抜く少女たちのドブネズミみたいな美しさ。自分が見たシアホリの過去の芝居では、こういった社会問題を取り上げる作品は見たことがなかったのですが、松島さんらしい心地よい演出の「軽さ」と、実際すぐ近くでこういう現状があるというテーマの「重さ」。
このバランス感覚を体現した、舞台に立ったみんなの若さや儚さ。この問題を直視して、届けようと頑張る役者それぞれの思いの強さも伝わってきました。

物語の中でぐっと来た箇所は、少女風俗を取り仕切る役のしおりさんが、そういう風俗に足を踏み入れなければならなかった役の花ちゃんに対して言った「普通に大学に行って、普通に就活して、会社に入ってペコペコして、それが幸せだというのかい?」というような(うろ覚え)台詞です。よくあるやつだ。ロック音楽とかにもよくあるやつだ。でも、この台詞を今回の舞台で聞いたときの、心のざわざわ感はなかったです。

もうひとつは作品名にある「希望の星」という言葉は、やはり、彼女らが産んだこどもに対しての言葉だったんだな。
今回のようなファンタジー感のあるハッピーエンドも大好きですが、この言葉を作品タイトルにするなら、もっとリアルな彼女たちの儚い幸せを見たかった気持ちもあります。

実際想像もつかない。
家庭環境などの問題で、若くして風俗の世界に足を踏み入れ、搾取され、消耗していく彼女たちは、その後どうやって自分なりの幸せを見つけるのか。そこを、もし書ききってくれたなら、なおゾクゾクしたかもしれません(が、賛否両論出るかも知れないですね)。

いやけどホントによい作品でした。
みなさま、ありがとうございました!
バラシ手伝いに行きます!

以下思ったこと箇条書き

・客入れ時、楽屋がないためか、みんなが自由に舞台やら受付やらにいて、そこで舞台にいた緊張すみこの「ああ、おっぱい揉みたい」が客席に響き渡った時の空気感が最高でした。

・生活保護のくだりはリアルだったなー。

・あいちゃんの軽さとお馬鹿さは、今回なくてはならない存在でしたね。

・高木さん、良かったなー。悪い役の人もみんななにかを抱えて生きているというのも大好物。

・今回の稽古中のすみこはんに、女性風俗関係の仕組みなどについてレクチャーをしていただいたのが、観劇に役立ちました。パパ貯金って言葉もそこで教えていただき、ありがとうございました。って、あなたはどこに向かうのでしょうか?

・カーテンコール後の、あいちゃん&花ちゃんへのサプライズ!その場でシアホリは継続して参加するよね、と言わざるを得ない空気を作った松島さん、ずるい(笑)。けど、おふたりとも、どうか演劇を続けていってくださいね!