Artist in residence Kochi 2015 ビルヂング蛸蔵公演、無事終了しました。
斉藤さんから企画のお話を聞いた時に、蛸蔵を実際に使ってもらっての感想やアイデアをいただこうというのと、少ない人数での制作体制になるだろうから、なんでも手伝いますよーってことで、当日の音響オペをさせていただきました。

ほぼぶっつけ本番で、なんだか異様に緊張しましたな。大きな失敗はなかったものの、オペの中の「ここが肝だぞ」ってところ(短いフェーダーストロークでのフェードアウト)に悔いが残った次第。

…。
ぐああああああ、くそおおおおおおお!!
小屋卓のラインインプット、なんでゲインがないんだぁ!パッドもないんだぁ!+4dbで受けたら、どうしようもないじゃないかあ!
って、今思えば機械的な問題回避の方法も(MACをもう1台準備するとか)いろいろあったなぁ。カンパニーのオリジナル曲に合わせたハウスチューニングもしっかり時間をかけたかったなぁ、などなど後悔が次々と湧いてきますが、まだ自分にものびしろがある、今回をよい経験として次に活かそうと気持ちを切り替えて、事業全体の感想文。

まず2週間の滞在で、地域の表現者の方(高知4名、香川2名、東京1名の方が参加されました)と作品制作を行い、発表するという企画を中心に置きながらも、斉藤さんがカンパニーメンバーを県内のいろんなところに案内され、高知の魅力を実際に体験してもらうこと、日中に数多くの出前ワークショップを実施されたことや(保育園へのWS提案とかすごいなぁ)、映像での発信やクラウドファンディングの活用などなど、クリエイションの時間も確保しながらも2週間めいっぱいかけて活動をさまざまな方面に発信される手段、さすが敏腕プロデューサー斉藤さんだと感服した次第です。
しっかりした仕事をされているからこそ築かれた人間関係で、松本さんや竹崎さんといった一線で活躍されるテクニカルスタッフを「お酒飲みに来ない?」って招いちゃうのもホントにすごいことです(来る方もしゃれが分かってると言いますかw)。

制作面では「こうなったらいいなー」って考えるのと実行するのでは大違い。自分も制作者として、もう一回しっかり向き合わないとな、と斉藤さんに気合いを入れていただいた気分です。

そして作品。おもしろかったー。
コンテンポラリーダンスというのは表現の幅があまりに広く、ピンからキリまで、ゴミから宝石まで、有象無象がひしめき合うジャンルだと思っているのですが、ビルヂングはポップなアイデアとメンバーの肉体性が存分に発揮された素晴らしいカンパニーでした。地域の表現者として参加された皆さんも輝いてましたよー。「楽しい!」って空気が作品から発散されたからこそ、最後にお客さんもステージでいっしょに踊ることができたんじゃないかと思います。

あー面白かった。
信じられないくらいの緊張でしたけど。うう…。

最後に、最近高知でブームになりつつある(のか)、アーティストレジデンス・イン実家。これは「おきゃく文化」を持つ高知県民らしいおもてなしの心があるからこそですね。斉藤御殿での打ち上げ、楽しゅうございました。お魚、お酒、おいしゅうございました…。本日みごとな二日酔いの出来上がりとなっています。
もう、お酒のまない(写真は古風な舞台屋キャラにも関わらず料理写真をFacebookに投稿しまくる意外な一面を持つ敏腕照明家と、返杯地獄に飲み込まれた敏腕映像スタッフ2名)。