カラクリシアター「追憶のコイン」(2023.04.21)

先日のカラクリシアター思い出し感想文。
美術館ホール、3ステ、動員833名。
すごい。
それ以上ない。
演劇をする以上、多くのお客さまに観てもらうこと、そして喜んで帰ってもらう(心に何か残して帰ってもらう)ことが全てで、これだけ多くのお客さまに支持される劇団は高知唯一、圧倒的な存在です。

蛸蔵から飛び出して、美術館ホールに移っての2作品目は、さらに洗練された舞台となりました。
…が、そうなったせいなのか、自分の比較対象が変わったせいなのか、演出や、一部の俳優や、ストーリーに「もっとこうなったらよいのに」って思いがポロポロ出てしまったのです…。

子どもを待ち望んでた夫婦。
その夫が夢見たであろう、もうひとつ違う世界との物語。
冒頭の1万円硬貨や昭和65年というキーワードも惹きつけられるもので、舞台転換もカッコよく、愛すべきキャラクターも沢山登場してお腹いっぱい、そしてハッピーエンドの結末。

それが、なんでこんなに引っかかってしまったのか…。
うーん…。