シャカ力「記念日」(2013.06.01)

シャカ力のお芝居「記念日」を見てきました。例によって感想文です。
個人的な好き嫌いですが、お芝居はその劇団オリジナルの戯曲を使う作品が好きです。
もうひとつ個人的な好き嫌いですが、自分はテレビドラマが大の苦手で、悲しみだったり苦しみだったり必要以上に受け手の感情を煽る作り方に耐性のないせいか、体力やココロを削られてしまうので、普段から見ないようにしてます。あ、なにを言いたかったのかというと、今日見たお芝居はむやみやたらにドラマティックな感情の起伏を表現せず、始まりから終わりに向かって緩やかに進んでいったのが非常に心地よかったです。
役者同士のバランスも面白く、初舞台となった吉岡さんの純朴な人柄にも共感を覚えました。
舞台セットも見事(カウンターの作りすごい!)。照明もこの作品にあった柔らかい明かりでした。
シャカ力の新たな一面を見た今回。この方向の次があるなら、さらに作家の個性が表に出た作品がいいなぁ。