南河内万歳一座さんの「満月」を見てきました。忘れないうちに感想文。
以前にも書いたとおり、この作品は約10年前に上演した「みんなのうた」シリーズを再構成し、新たな要素を加え、書き上げた、ほぼ新作という位置付けになります。なかでも一番のベースとなった作品は、自分が万歳に初めて出会い、衝撃を受けた「みんなのうた2」です。

「みんなのうた2」は、いつも通りの通勤電車を舞台に、そこに乗り合わせたボクサーを当時の社会問題となっていた自衛隊の海外派遣に見立て、「いつもの日常がいつのまにか大きく変わっていた」「超えてはいけない橋を渡ってしまった」と、はっきりした社会問題(自衛隊なんて一言も言ってないけど)を描いた作品でした。

今回は構造は近いものの、取り上げられる社会問題はさらに大きく、また、そこに個人の視線が入ります。
夢よりも酷い現実を突きつけられて、そんな世界に暮らしている自分たちは、その問題に向き合っているのだろうか?
どうしようもできない無力感。始発電車の重苦しい車内。死んだような朝の街。
いまの社会問題を暴走する列車に見立て、エンディングでは救いようのない一言で終わらしてしまう、徹底的に救われない、けど見えていなかった今の自分の周りを確認できるような、そこが一歩だろうって背中を押されるような、そんな作品でした(わけわからんすね)。

よかったです。
しみじみ。

さて、今回の観劇ツアーも、前回同様の珍道中となりました。
・朝、集合場所に現れず、電話にも出ず、あわや捨てて行かれそうになったすみこさん。
・大阪で飲むために、行き帰りの運転を誰がするかの白熱じゃんけん(勝った!!丸山さん、ごめん)
・バラシ手伝いながら脚立の上で「あ、飲まなきゃよかった」と思った私(事故も怪我もしておりませんよ、念のため)
・申し訳ないことに、バラシ途中で高知チームは出たのですが、その後内藤さんにごちそうしてもらった王将の餃子とビールの美味しかったこと!(丸山さん、ごめん)

あー面白かった。
万歳の皆さん、お世話になりました!!
高知の皆さん、また行きましょう!!