人形劇団ココン「カボとピノ」(2018.03.13)

昨日はかるぽ小ホールで高知市こども劇場低学年例会、人形劇団ココン「カボとピノ」を見てきましたよ。例によって感想文。

とある飲み会にて強制加入させられたw、こども劇場さんだったんですが、そもそも自分がこういった児童劇団の作品をちゃんと見ていたのは、須崎市立市民文化会館で働いていた時(須崎こども劇場が例会をしていた時)くらいで、しかも当時は大ホール規模の作品しか見たことがなく、あとはかるぽーとの事業担当で自分が招聘した児童劇団(しかも海外のカンパニーが多い)しか見ていなかったため、小規模でツアーを回られている児童劇団をちゃんと見る機会って実は今回はじめてじゃなかろうか?

40過ぎての初体験。
ドキドキしながら見させてもらたったのですが…いやー…驚いた。すっごく面白かった!!

手づかいの人形劇で、人形を操るのはお二人というシンプルな構成。
今回は低学年例会だったので、ちっちゃなこどもちゃんの興味を惹きつけて本編に持っていく上手さったら!
しかもその導入部分(「はらぺこブー」という小作品)からしてとっても素敵で、登場人物が飛んでいくラストの幻想的なシーンですでにグッとくる44歳。

そして本編の「カボとピノ」。
ひとりで遊ぶお兄ちゃんの真似をしたくてたまらない妹ちゃん。輪投げ、玉乗り、魚釣り、帽子遊びとそれぞれで完結するショートストーリーを繋いで行く構成も素晴らしいし、何よりもふたりの声!そして動きの可愛さったら!!
「ピノもしたい!できるもん!」から「させてさせてさせてー!」とダダをこねるピノちゃんの可愛らしさに、仕方ないなーっていっつも折れるお兄ちゃんの優しさに、44歳キュンキュンしまくり。
絵本の原作があるのかな?と思ったらそうではなく、出演されている山田さんが作・演出・美術も務められているそうで、ホントに上質な、ピースフルな、絵本の世界を体験したような素晴らしい作品でした。

いやー恐るべし、こども劇場。
毎回こんなクオリティの作品を上演されているのかしら?次回以降の例会もとっても楽しみです!

ちなみに本公演、本日夜にもありますよー。明日夜は同じ人形劇団ココンによる高学年向けの作品ですよー。高知の劇団のみんなにも見てもらい作品ですよー!ご都合付く方はぜひご一報を!!
(ってこんな案内をする以上、同じく別の飲み会で強制加入させられた市民劇場(幽霊会員状態)も見に行かねば…)