シアターTACOGURA「クリスマスキャロル」(2018.12.15)
そしてかるぽを後にして向かった蛸蔵では、シアターTACOGURAによる「クリスマスキャロル」でございました。
シアタコの12月に行われるこども向け公演は旗揚げから続いてるシリーズで、今年は劇団外からたくさんの客演を迎えた贅沢な公演となりました。
ランタイム60分にまとめた脚本も、スタイリッシュで分かりやすい演出も、そして実力派揃いの俳優陣もさすがと言うしかない。
なにより山岸さんの熱演は見事だったなー。
シャカ力のおふたりも素敵でした。
山田君のあらたな一面もおおっと思ったなー。
一方、BPさんの持ってるオーラが凄くって、もっとお話の主軸に絡むのかと思いきやそこまででもなく、配役的にはもったいなかったかなーと思ったり。
今回は、こども向け公演とは言いながら対象年齢を上げたそうで(去年からその流れではあったけど、正式な告知はきっと今回から)、観る側が複数の配役を整理できる想定で作ってたんだと思いますが、山田君の役は固定しないと対象年齢付近の子は混乱しちゃうんじゃないかなー。青年スクルージをBPさんがやらなかったのは何か理由があったのかしら。
あと、もし対象年齢を上げた理由が、この作品を上演するためだったとしたら、当初立ち上げた12月公演の目的と、今回の作品にどんな差があってどういう修正の必要があったのかなーなんて思ったことです。
いやけど、この作品のクオリティは見事でした。直前まで動員に苦しんだっていいながら客席も満席だったのも、シアタコのこれまでの積み重ねがってこそではないでしょうか。
充実の観劇2連発。みなさま、お疲れさまでした!