ばぶれるりぐる「二十一時、宝来館」(2020.11.28)

昨晩は桟橋合宿所(我が家)にて、関西演劇祭2020参加作品、ばぶれるりぐる「二十一時、宝来館」配信公演鑑賞会でした。

舞台は古いホテルの休憩所。
そこに同窓会で集ったアラサーの女性たち。

同級生かー。
同窓会かー。
学生時代の真空パックされた思い出と、現在。
自分らしさとか、幸せとか、お金とか、生き様を、比較して、比較されてしまう場所。
どん詰まりの街と、どん詰まりに感じる人生からのまさかの大勝負。
うひー。

幡多弁の響きも心地よく、何より竹田さんの言葉のチョイスがえいんやろうなー。
ちょうど鑑賞前にヤマさんがシェイクスピアの韻を踏む訳文についてお話ししていたのですが、それに通じるものがありました。

ばぶれるりぐるさんの作品を観たのは今回が3本目になります。
1作目「ほたえる人ら」は土佐清水という街のリアルな1面をコメディとして描き、2作目「へちむく家族」では土佐清水を描くのではなく、そこに住むいびつな家族をテーマにして、そして今回。
俯瞰的な視点より、身体の内側から滲み出すなにかしらを描いている近作がなおいいなーと思った次第です。

さて、桟橋合宿所には初参加の方からベテラン勢まで、総勢7名の好き者が集いました。
こんなご時世ですが、人が集って語りあう機会はつくづく大事だなー。
感想戦(灰皿についてなど)も熱かった!
着々と高知でのばぶれるりぐるファンを増やして、目指せ!高知公演!