細川貴司演出「わが町」出演者募集
高知出身で現在まつもと市民芸術館のレジデントカンパニー、TCアルプに所属する細川貴司を演出に迎え、公募により出演者を募り、作品を創作します。
上演作品はアメリカの作家・ソーントンワイルダーによる「わが町」。
20世紀初頭、ニューハンプシャー州のグローバーズ・コーナーズという架空の町で展開される、「たくさんの人との関わり」を創る片田舎のドラマを、細川自身が高知の出演者との「関わり」を最大限に活かし、創作します。
どうぞたくさんの「出会い」「関わり」が生まれますよう、多くの方のご参加をお待ちしています。
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細川貴司
1981年9月8日生まれ。高知県出身。
高知県立高知西高校を卒業後、日本大学芸術 学部演劇学科演技コースに入学。 入学直後、串田和美のワークショップ発表会「にぎやかなゆりかご」に衝撃を受け 演劇を始める。2004年に日本大学芸術学部を卒業後、串田和美のワークショップ に参加し、まつもと市民芸術館こけら落とし公演「スカパン」にエキストラとして 出演。翌年、世田谷パブリックシアター・まつもと市民芸術館共同製作「コーカサ スの白墨の輪」(演出: 串田和美)にキャストとして出演後、串田作品に度々参加。
2007年、まつもと市民芸術館芸術監督串田和美の「松本で演劇を創造・発信しよ う」との呼び掛けに応じ、長野県松本市に拠点を移し、まつもと市民芸術館レジデ ントカンパニーとして首都圏とは異なる地方独自の演劇活動を目指し活動を開始。 2012年劇団名をTCアルプに改称。芸術監督の串田和美演出作品を始め、多くの演 出家の作品に出演。 その他にも松本市の高校演劇講習会の講師や、保育園へのアウトリーチ公演、小学 校でのワークショップの実施など普及活動も行い、中でも信州まつもと大歌舞伎で は100名を越える市民キャストの指導を担当し、近年ではまつもと演劇工場NEXT や長野県監督事業団事業にて串田和美の演出助手を勤めている。 2020年12月には、蛸蔵でのささやかな発表会「セツアンの善人」と題した凱旋公 演を成功させた。
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街の中にある劇場、
街と共にある演劇を目指して
高知の表現者の皆さん、表現者を志す皆さん、
そして演劇に初めて興味を持ったあなたへ
突然ですが、「地方で演劇をする」ってどんなことでしょう?
18歳。高知市に住む高校生だった僕は休日になると帯屋町を何度も往復しながら、
『表現をするなら首都圏に出なくてはならないのだ、それしかないのだ』
と固く信じ、疑うことすらしませんでした。でもそれはもう20年も昔の話。
「演劇に必要なもの」って何でしょう?
109でも、夜景の見えるレストランでも、巨大ターミナル駅でもないはずです。
この20年を思い返すと僕にとって大切だったのは「出会い」でした。
そして、今ここでしかできない「出会い」もきっとあると信じています。
僕が目指すのは「街の中にある劇場、街と共にある演劇」です。
人々が噂し、公演を気にかけ、観た後に飲み会で話題にのぼる、そんな演劇。
昨年末「セツアンの善人」を上演した際、僕は確かな手応えを感じました。
高知にはその土壌があります。
今回、僕が募集するのは「共演者」ではありません。
積極的に街や人と関わり、芝居をやっていることを嬉々として友人、知人に語り、
僕と共に、今この街で芝居が生まれている事を発信してくれる「共犯者」です。
僕が「共犯者」に求めるものは年齢や経歴、経験や演技力ではありません。
必要なのは「人と関わるほんの少しの勇気」だけ。
まずは、あなたの「関わり」をお待ちしています。
高知でたくさんの方とお会いできることを楽しみにしています。
どうか一緒に面白いお芝居を作ってください。
TCアルプ 細川貴司
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■公演日
2021年12月4日(土)5日(日)予定
■会場
蛸蔵
■対象
オーディションワークショップ、および稽古に参加できる16歳以上の方(経験不問)
■オーディションワークショップ
①8月21日(土)13:00〜17:00
②8月22日(日)13:00〜17:00
①②のいずれかに参加ください。
■稽古スケジュール
10月21日(木)稽古開始
火曜・木曜 19:00〜22:00
土曜・日曜・祝日 13:00〜18:00
※11月23日(火)以降は本番まで全て稽古日となります。
※稽古進行状況等により、稽古時間を延長する場合があります。
■お申し込み方法
下記申し込みフォームよりお願いします。
■お問い合わせ
090−6488−8401(吉田)
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「わが町」オーディションワークショップ申し込みフォーム