能 meets 能「安達原」(2022.11.20)

2020年より開催しています能楽師・林本大による「わかりにくいからこそ面白い能の、わかりやすく濃密な講座」能meets高知。
能の名曲を取り上げた「曲解説」が人気となり「実際に能を観たくなった」という、嬉しい声にお応えすべく、この度、講座からうまれた能公演を開催します。
小劇場・蛸蔵にて、迫力ある舞台を間近でぜひご体験ください。

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ごあいさつ

この度第三回となります能 meets 能を開催させていただきます。
大阪・高知の二公演を、鬼女を題材にしまして大阪では「葵上」を、高知では「安達原」を上演致します。 能は物語の事件性というよりも、登場人物の内面や心の動きを主体とした演劇であるように感じており、普段の講座でもその事をお伝えして参りました。

この二曲、葵上は高貴な身分の女性が鬼になり、安達原は身分の低い女性が鬼になる。 女性が鬼になってどうなったかという事も勿論重要な事ですが、それ以上に「どうして鬼になったのか」という、女性の心の奥底に深く立ち入るのが能であると感じています。

しかも、その事を手取り足取り親切に描写しているわけではありません。
であるからこそ、「なぜ鬼になったのか、なぜ鬼にならざるを得なかったのか」を、お客様が色んな想像を掻き立てられていくものであります。
いえ、掻き立てられるのではなく、掻き立てていかないと、能はつまらなくなります。
能で、脳を充分に動かしていただければと思っております。
皆様のご来場心よりお待ち申し上げております。

林本 大

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【解 説】 囃子について

【仕 舞】 葵上 吉井基晴 野守 寺澤幸祐
(地謡) 井戸良祐 休憩10分 武田宗典 笠田祐樹

【能】 「安達原」
(前シテ・後シテ) 林本 大
(ワキ 山伏) 福王知登
(アイ 山伏の従者) 善竹忠亮
(ワキツレ 同行の山伏) 廣谷和夫
(後見) 吉井基晴 武田宗典
(地謡) 寺澤幸祐 井戸良祐 山中雅志 上野雄介
(笛) 貞光智宣
(小鼓)荒木建作
(大鼓)大村滋二
(太鼓)中田弘美

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日時
2022年11月20日(日) ①11:30 ②15:00開演(開場・受付30分前)

会場
蛸蔵(高知市南金田28)

料金
全席自由 前売り6,500円(当日7,000円)
※10月11日(火)より発売

前売り券販売所
高新プレイガイド 088-825-4335
高知県立県民文化ホール 088-824-5321
高知県立美術館ミュージアムショップ 088-866-7653
Web申し込み https://www.quartet-online.net/ticket/n-m-n03koc

主催
大の会

助成
文化庁「ARTS for the future! 2」

協賛
株式会社西川

お問い合わせ
090−6488−8401(吉田)