富良野グループ「屋根」(2016.02.18)

富良野グループ「屋根」鑑賞してきました。

まず、本企画を進めるにあたって、たくさんの汗を流していただいた、洋行さん智子さんをはじめ、公演成功に向けて関わっていただいた多くのみなさま、ありがとうございました。
満席の会場で、作り手と観客が作り上げる舞台の土台を作っていただいたこと、本当に感謝します。

自分自身は、いちお客として参加しました。かるぽ大ホールにお客さんとして入る機会は滅多になく、不思議な気分。

作品を見ての一番の感想は、見ている側の自分が、何かを押し付けられる訳でなく、「自然と共に暮らし、そこに関わるいくつもの生命を互いに尊重しながら生きる」ことは当然のことだよなって思えることです。
戦前と比べると今の生活は大きく変わっているのは間違いないですし、取り返しのつかないこともたくさんありましたが、それでもまだ、自分の周りからでもできること、考えを伝えることはできるはず。

物語はハッピーエンドではないかも知れませんが、自分は大きなエネルギーを、生きる力をもらえたような素晴らしい作品でした。

また自分の鑑賞の癖で、テクニカルや演出の作り手側の視線で見る部分もあるのですが、こちらについては想像以上の、ただもう、凄いとしか言いようのない、圧倒的な才能や技量を目の当たりにした次第。

演劇って、すごいのねー。
ああ、面白かった。