第7回高知市民ミュージカル「Gift of Life〜にぎやかな植物園〜」

今回の市民ミュージカルを振り返るにあたって、自分の言葉よりも端的に事業の目的や意義を表してくれた、大阪の劇団、いちびり一家の阪上洋光さんの感想を、ご本人の許諾をいただいて投稿します。
阪上さんは須崎で行われる現代地方譚にも参加され、来年のかるぽの事業でもお世話になる予定です。
ありがとう、さっかん。

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本日はお忙しい中、ご対応下さり本当にありがとうございました。また観劇支援サービスの体験もうれしかったです。ありがとうございました。

▼きょう、ミュージカルを堪能しながら「障害者」という存在を発見することは最初から最後まで一度もありませんでした。「障害」という言葉を思い出すこともありませんでした。実はこれって、かなりすごいことなんじゃないでしょうか?

▼手話を用いられたシーンに出会い「あ、そうだった。みなさんそれぞれに、様々な事情や条件を承知で、ミュージカルに挑んだ方ばかりなんだった」と気付きました。

▼「客席」には「障害」を取り除く工夫がいっぱいで「誰でも参加できるミュージカル」の総仕上げに「観客もだれでも楽しめるよう」にしてくださったんだなぁと感激しました。

▼オープニング、幻想的な美しさに驚きつつ、この自信に満ちた出演者の姿はなんなんだろうと思いました。

▼ひとりずつが、いま、この瞬間を誇らしげに過ごしていらっしゃいました。

▼いろいろな立場のメンバーで稽古しようとすると、生活スタイルの違いは決定的で、時間が合わないということの連続だっただろうと思うのです。しかも約百人ですよね? パンフレット読みながら、想像してひっくり返りそうになりました。

▼ひとが集まれば、その数だけトラブルもあるもの。そんなすべてが、こうして報われ、いま新しい価値を生み出していく!!!
ああ、すごい、と思いました。

▼これは自身のエックスの投稿文、感想のつもりです。
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第7回高知市民ミュージカル『Gift of Life〜にぎやかな植物園〜』観劇。オープニングとエンディングの美しさ。演劇が表現の場として守られていることに強く感動する。この植物園では人間が植物を守り植物もまた人間を見守っている。語るほどでもないと隠した胸の内を観客と植物が「傾聴」する仕掛け。
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以上です

▼今回の成果として、たくさんの改善点が見出だされることを切望します。多くの声が集まることを期待します。
それは、この世界から「障害」や「差別」を点検し、それらと和解、あるいは成長させ、問題/課題の発見に繋がるはずです。このミュージカルで発見された課題こそが「みんなで作る舞台」への大きなギフト/突破口になると信じられるからです。

▼この舞台は、
上演の価値だけにとどまらず、
きょうを迎えるまでの日々、
共有する思い出、
課題の発見、
この創造過程すべてが「Gift of Life」だったと思わせて頂きました。本当にありがとうございました(さっかん)