わらこう夏祭り(2016.08.20)

今年はお仕事の都合でとさっ子タウンに参加できず、悲しみのブルースが吹き荒れました。みなさま、ごめんなさいでした。
そしてその悲しみを癒すため、昨夜はわらこう夏祭りに遊びに行きました。

今年が2回目となる夏祭りですが、昨年より明らかにお客さんが増えていることに驚き。
地域の自治会の方や学校への繋がりをしっかり続けてきたことが大きな効果となっているようです。

行政の力を頼りにせず、自分たちの立ち位置と課題を認識して、地域との繋がりを強めていくこと、そこに文化芸術の力を発揮していること。事前の準備も手探りながら最大限の情熱を注ぎ、ひとつひとつのブースを創り上げていくシアタコメンバーやミュージアムスタッフ(前日は深夜2時まで準備してたそうで)。いろんな形で協力していただいた地域の皆さん。
高知市の文化行政の端っこにいるものとして、地域コミュニティの動きを遠目で見ているものとして、何とも言えない気持ちになった次第です。

はぁ。
…。
…まぁさておき感想文。

ミュージアムや劇場が創り上げるお祭りですから、上演企画ももちろんありまして、個人的メインはシアタコによる番町皿屋敷です。
この作品は昨年の夏祭りでも上演しており、今回はキャストを替え、ブラッシュアップをしての再演です。僕は昨年の公演では照明でお手伝いしている関係で、今回はシアタコメンバーの成長物語を見ているような思いで、客席ではらはらしておりました。

何よりもぐっときたのは、今回は舞台上で役者を引っ張って行く丸山さんが出ない中、みんなが劇中の空気を創り上げようと必死になっている姿でして、おじさんはすっかりほろりとしてしまいました。

課題としては、新しい一面を覗かせたメンバーもいる一方で、もう一段階役者としてのステップを上がって欲しかった方もいるのも事実。その存在だけで場の空気を変えたり支配するというのは、役者の持って生まれたものに加えて、いろんな要素を積み上げる必要があるなーなんて感じました。

それでもシアタコは劇団です。劇団はひとつの目標に向かって、みんなが切磋琢磨し、それぞれが成長していく集団だと思います。
みんなが今回得た経験を活かして、さらに演劇に向き合い、個人と劇団の両方が成長していったらいいですね。
及ばずながらお手伝いできることはしますきに、またゆうてくださいね。

来年の夏祭りも楽しみにしてます!!
お疲れさまでした!!