劇団UZ「浅瀬の牛を撫でる」(2024.08.03)
今日はシアターねこにて、劇団UZ「浅瀬の牛を撫でる」を観てきましたよ。
自分的にはこれが最後のシアターねこになるかと思います。会場には県外からもいろんな演劇関係の方が来られていて、同窓会のような雰囲気に。これも鈴木さんはじめスタッフの皆さんが創ってきた歴史のおかげだと思います。長い間、本当にありがとうございました。
そして劇団UZは第5回目の本公演でやっと観劇することができました。
作演出の伊豆野さんとは、昨年のイワントモリ「山の声」高知公演の際に、制作の秦さんと共に数日間吉田邸に宿泊されてて、その時にいろんな話をしたのですが、そこで伊豆野さんが言われていたライフワークを、今回の作品で、まざまざと見せつけられたような衝撃でした。
家庭環境やさまざまな要因で、うまく社会に馴染めずドロップアウトしてしまった人たち。
福祉の手も届かず、生きるために犯罪に手を染めてしまう人たち。
陽の当たらない場所で、嫌な臭いのする薄暗い路地で、ドブネズミのように美しく生きる人たちがこの作品には描かれていました。
今を生き抜く強さ。
遠くに浮かぶいつかの記憶。
おぞましく、美しい、人との繋がり。
この3つが絡まり合う、とても力強い、生の物語でした。
皆さん、ありがとうございました!