「コールド・ブラッド」(2025.10.04)

ベルギーのアーティストによる「精巧に作られたミニチュアの舞台美術を用い、指先のダンスを“主役”とした小さな舞台公演をライブで撮影し、その映像を同時に大スクリーンに映し出す、舞台芸術と映画のハイブリッド作品(告知文書より)」
世界各地で評判の作品を日本で唯一上演するのが高知県立美術館って、ホントにすごいことです。
これを来場者だけでなく「高知の誇れる文化だよ」って多くの人に思ってもらえる方策があればいいのに。
本番は、映像の美しさと、その仕掛けをライブで表現する作り方は想像以上でしたが、舞台作品・映像作品としては若干冗長に感じてしまったかなー。
テクノロジーだけでいくと他にも凄い舞台を見てるし、作品的に考えると物語のテーマが「死」「生」「夢」なのかな。
7つの「死」自体の曖昧さが個人的にはひっかかってしまったのと、指の表現にこだわるのなら、もう少し短い尺の方が良かったかも知れない。
余談ですが、本番当日に映像機材のトラブルが発生し、いろんなSOSが飛び交い、沢山の方が協力しあってトラブルを乗り越えたこと、高知らしくていいなーと思ったことでした。