TRY-ANGLE & 劇団まんまる 第1回合コン企画「笑UP」(2017.02.18)
さー、演劇祭KOCHI2017開幕です。今年は過去最大の12作品(美術館のカンパニーデラシネラ含む)が集まり、高知の新しい劇団の参加や、県外の劇団との交流も活発化しています。
第一発目は、そんな今年の演劇祭を象徴するような企画で、唯一の演劇祭皆勤賞団体TRY-ANGLEと、徳島の劇団まんまるの両劇団の合同コント公演(略して合コン)となりました。例によって感想文。
互いの劇団が作品を持ち寄るだけでなく、作品ごとに出演者や演出をシャッフルしたり、ひとつのテーマで書き下ろし作品を作ったりと意欲的な企画でした。
まんまるさんは役者さん多いなー。蛸蔵ラボ2の時に拝見しただけだったので、こんなに大勢いらっしゃるなんて驚きでした。若くて初々しい感じの方も沢山いるし、徳島演劇ネットワークなる組織もできてるみたいだし、これからの盛り上がりに期待大です。
作品の中では一番最初の「未知との遭遇」がツボでした。設定のばからしさと、谷相さんのキャラクターの見事な相乗効果。衣装もすごかったですな。寿司屋風は舞台に全員並ぶので、リアルなバタバタ感に笑ってしまいました。あの人数でやる「連ドラ」は圧巻でしたw。
役者の技量的には、やっぱり谷相さん領木さんが抜けていましたが、一緒に舞台に立つことで、それぞれのレベルアップになったらいいなー。お名前失念しましたが、舞台上で素で笑ってるまんまるの役者さん、素敵でしたw。
あとは、構成的にはシャッフル、自劇団だけ、競作と、しっかり意図が見えたのですが、コント公演で2時間のランタイムはちょっとしんどかったです。
前回見たTRYのコント公演(2014年「コンタクト」)は独立したショートストーリーに関係性があって、しっかり引き込まれたのですが、こういう企画なのでブツ切りの印象は致し方ないところかしら?
ちょうど一ヶ月後に徳島での上演を予定されているそうなので、その辺がさらに良くなったらいいですねー。