「<障がいとアート>地域版アーツカウンシルができること」(2017.02.20)

昨晩は藁工ミュージアムにて、勉強会「<障がいとアート>地域版アーツカウンシルができること」に参加してました。
にわかに注目を浴びる「地域版アーツカウンシル」。行政からは一定の距離を置き、文化芸術の力で地域の課題解決や、表現者の育成に繋がる機関。まるで魔法のような機関ですが、昨年の杉浦さんの講演で先行されている地域の事例を聞き、そして今回大内さんが新潟に行かれてのお話を聞いて、少しずつリアルな形が浮かびあがり、これを高知や四国圏に当てはめて考える機会となりました。

大きなキーワードは社会包摂(ソーシャル・インクルージョン)ですね。障がいや貧困などの問題に直面している方達を社会の一員として取り込み、支え合う手段として、文化芸術は非常に有効な手段だと思います。
また、行政区分を超えて、福祉や教育、観光や経済にもアプローチできるとするなら、アーツカウンシルの可能性はさらに高まると思います。

文化芸術は社会を変える直接の手段にはならないかも知れない、それでも土壌を豊かにし、いろいろな気づきを与えて、結果、直接的でなくても社会を動かす力を持つんじゃないかな。頑張らんといかんなー。

講義の最後の質問コーナーで、大内さんに来年度の事業計画を聞きました。
その中で、鳥の劇場の中島さんを招いて、障がいを持った方達と演劇作品を作られたお話を聞く会を設けるそうで、そのお話をされた瞬間、前に座っていた高知の演劇人達が急に強く頷きはじめたのが微笑ましくもあり、頼もしかったことでしたw。
仲間がいるって、ありがたい。

勉強会終了後は例によって大宴会。
やりすぎました…。
もうお酒のまない…。