さわ美術研究所「♯学芸員のおしごと」(2017.06.23)
昨日はコレンス多目的スペースにて、さわ美術研究所さんの勉強会「♯学芸員のおしごと」に参加しました。
講師は県立美術館学芸課長、川浪千鶴大先生。福岡から高知に来られて6年。きっといろんな想いが詰まったお話になるんじゃろうと(東風でビールを引っかけて、ほろ酔い気分で)馳せ参じましたよ。
お話は全3回シリーズで、初回は日本の美術館がどうやって生まれ、どういう変遷を経て今日に至るのかを駆け足で紹介いただきました。
わたし自身、美術や美術館・博物館については門外漢でして、日本の美術館がいびつな生まれ方をしながらも、少しずつ育っていったお話には、ふーんってなりました。公立劇場もそうだけど、ホントに最初は使命も目的もからっぽの状態で生まれたのね…。
また、個人的には「公共」って言葉の意味を、もう一度考える機会になりましたな。行政でない取り組みの「公共性」。上手く言えないけど、そこに必要なスピリットと言いましょうか…。
もうひとつは、学芸員と地域の表現者との付き合い方です。
川浪さんが福岡県美時代に続けてきた地域の表現者の展覧会の仕方。詳しくは聞けなかったけど、きっと地に足を付けた、手法は違うけど同じ美術の世界で生きる仲間同士のようなお付き合いの仕方だったのかなーなんて思ったことです。
舞台芸術の世界だってそこは見習えるはず。一足飛びにはできないだろうけど、コツコツ、しっかり、丁寧な付き合いを続けていけば、いつか花開くこともあると信じて、今日も劇場に足を運ぶぞー!
川浪さん、ありがとうございました!
そして企画の杉本さんはじめ、さわ美術研究所のみなさん、これからも面白いこと期待してまっす!