AL「NOW PLAYINGリリースツアー」(2018.03.11)

(ミッシェル強化月間なのに)先週日曜は高松モンスターにALを見に行ってまして、3年殺しのようにジワジワ今になってその良さにやられています。
 
「ロック音楽はその時代の若者のもの」ってピーターバラカンさんに言われたとおり、自分も基本は自分の世代の音楽を聴いてるのですが、そんな中でも自分より若い世代のバンドを2つ愛聴してまして、それはフジファブリックとandymoriというALの前身バンドなのです。
 
andymoriは若者の衝動で突っ走り、結果オーバーヒートして解散した典型的なロックバンドで、その完璧な終わり方までも含めて愛おしい存在で、一昨年自分が社会的に死んでいた時に延々、延々、アホみたいに聴いていました。
 
その後、主要メンバーの小山田君を中心にオリジナルメンバーと盟友「ともゆき」で新しいバンドALを組むという話を聞き、ファーストアルバムを買い、「うーむ」となり、そして今回セカンドが出て、今回はそのリリースツアーだったのですが、正直、2枚のアルバムともあの生き急いだandymoriを重ねながら聴いてしまっていてあんまり響かず、そして肝心のライブもうーん…例えば「このツアーの規模で照明オペレーターが付かずに会場の人がやるのか!」とか、演奏の熱だったり、正直なところはそこまで良かったとは思ってなかったのですが、それでも「声」と「言葉」がすごく印象に残ったライブでした。
 
そして帰ってきて数日。なんだか今になってALをしっかり聴き始めるわたし。
これはなんというか、突っ走ってぶっ壊れたあと、それでも音楽に寄り添う彼らの物語なんだなと、今さらながらに分かったような、そういう気持ちで音源に向きああうと、なんとも暖かくて優しい世界が拡がってました。
 
音楽って素敵。
生きることを音楽に捧げてる人、かっこいい。
ということで3月29日(木)はぜひミッシェルの映画にお越しくださいましw