高知リトルプレイヤーズシアター25周年記念公演(2018.03.25)

観劇3連発2本目、昨日は高知リトルプレイヤーズシアター25周年記念公演「夢の羅針盤~ネバーギブアップ一歩前へ~」を観て来ましたよ。例によって感想文。

リトルは高校3年生までのお子さんを対象に、ダンスやボーカルレッスン、そしてミュージカル劇団として活動されています。
設立から25年、この間休むことなく活動を続け、多くの人材を育ててきた田村さん。自分のスタジオだけでなく、さまざまな活動をされ、誰でも分け隔てなく受け入れてくれるその人柄は、ホント高知の宝です。

そんなリトルの25周年記念公演なので、祝祭ムードたっぷりの舞台でした。
ミュージカルは、高校卒業を控えた女の子が自分の夢であるブロードウェイのステージに立ちたいという思いと、もっと現実を見なければという周囲の声との間で迷う中、友達に借りたジョン万次郎の本を読んで、彼の半生に勇気付けられ、夢に向かって進むというものでした。

ここまで一点の曇りのないピュアなお話を、丁寧なミュージカルとして描かれていると、出演者や舞台の構成に説得力がないとなかなか厳しいと思うのですが、主要キャストの皆さんの、特に高校生たちの立ち姿や発声などは、いわゆる児童劇団のレベルを軽く超えていて、正直面食らいました。

レッスンをずっと続けている積み重ねもあるでしょうけど、例えば今回ジョン万を演じた桃ちゃんたちは、船が難破し、無人島でいたシーンのリアルさを感じるために、合宿で電気や空調、ケータイもベッドもない場所で一晩を過ごしたそうで、このお話からもリトルの凄さが分かります。まさにリアルガラスの仮面だ(適当なことを言ってます)。

舞台構成も丁寧で、いやー…。転換おおごとだったろうなあw。出口さんはじめスタッフの皆さん、お疲れ様でした!

2部はダンスや歌の発表で、リトルのOB、OGも出演されてました。田村さんもキレッキレに踊ってましたよー。
ダンスはバレエやタップ、ジャズやストリートなど、いろんなジャンルをされるので、音楽も楽しみながら観ることができました。(あんなにクリアに、そしてズンズン聞こえるんですなー。すごいな久川さん)

25年の間には、きっとしんどいことや厳しいこともあったと思いますが、続けていくことの大切さを教えてもらったような公演でした。
僕もできることを頑張って続けていけば、きっとどこかでまたご一緒できるはず!
リトルの皆さん、引き続き、26年も頑張ってくださいね!!

最後に余談。
濱田さーん、休憩明けのジングルが、劇団カッパ座を思い出して、カッパ座のオープニングの曲が頭で鳴り響きましたよー!
20年以上経ってもちゃんと歌えそうな自分に驚きましたw