空晴「すきだった、うた」(2025.09.23)

下北沢OFF・OFFシアターにて、空晴「すきだった、うた」を観てきましたよ。
空晴をはじめて観たのが2015年の「おしまいのしるし」。
それから10年、高知公演をはじめ、さまざまな形で仲良くさせてもらい、劇団の変遷も、わがことのように受け止めながら応援しております。
10年前の初観劇の時に感じた「空晴の作品は変わらない」感覚。
ひとつの大切な想いを、さまざまなモチーフで描くべっちさん。
とはいえ劇団を続ける中で、少しずつ作風の変化を感じるようになりました。
年齢を重ね、いろんな経験を積み、逆に失ったものもあるかもしれない。
それらを取り繕わずに受け入れた、等身大の、今の、空晴。
抗えない悲しみや喪失を描くのではなく、抗えない悲しみや喪失を乗り越えてきた人たちの、愛おしい物語。
いつかの傷がかさぶたになって、少し痕が残って。でもえいねん。
これからの人生が大事やねん。
あれ、こうやって書くと、やっぱり空晴は変わらないや。てへへ。
(ちーやん、南ちゃんにも会えて良かった。またみんな笑顔で再会できますように。)